アメリカの製薬大手ファイザーは、新型コロナウイルスのワクチンの日本国内での使用に向け、12月18日、厚生労働省に承認を求める申請を行いました。新型コロナウイルスのワクチンをめぐって、国内で承認申請が行われるのは初めてで、早ければ2月中にも承認するかどうか結論が出る見通しです。
ファイザーはドイツの企業と共同で新型コロナウイルスのワクチンを開発し、アメリカやイギリスなどでは今月から接種が始まりました。
日本政府も来年6月末までに6000万人分の供給を受けることで基本合意しています。
ファイザーによりますと、これまでに世界各国で行った臨床試験の最終的な効果の分析では95%の有効性が見られ、人種による目立った違いは確認されなかったということです。(以上、NHKホームページからの引用)
いよいよわが国でもファイザー社によるワクチンの国内での使用の承認申請が出されました。国内で新型コロナウイルスのワクチンの承認申請が行われるのは初めてで、海外の文献等で十分なエビデンスがある場合などに用いられ、審査の手続きを大幅に簡略化する「特例承認」の適用を目指しているということです。
私が11月18日の厚生労働委員会での予防接種法の改正に関する質疑でも取り上げたワクチンが、早ければ2月にも接種が始まることになるかもしれません。
報道では最終的な効果の分析で95%の有効性が見られるということで、大変素晴らしい結果を出しています。
しかし、一方で私が質問でも指摘したワクチンを一体どこで接種するのか、その流通・保管に関してマイナス70℃以下という厳しい条件を満たすことができるのかは、質問の際も極めて不十分な答弁であり、不安が払しょくできません。
厚生労働省をはじめとした政府には、使用の審査について公正に、かつ迅速な審査をお願いすると共に、使用が可能になった時の為に流通・保管の態勢づくりをしっかりとお願いしたいと思います。
私、吉田つねひこは引き続き、様々な課題に対して、国民の皆様の声を拝聴し、国政に訴えて参ります 。
衆議院議員 吉田統彦 拝