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厚生労働委員会一般質疑

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私、吉田つねひこは、本日厚生労働委員会にて野党第一党のトップバッターとして一般質疑に立ちました。

加藤厚生労働大臣を答弁者に、多くの厚生労働省各部門局長の参加をいただきました。

30分という短い時間ではありましたが、皆さまの声をお届けするため、衆議院議員として、医師として質疑いたしました。

動画はこちらです。 衆議院インターネット審議中継  http://www.shugiintv.go.jp/

1.待機児童ゼロの一環として、保育士さんの待遇改善と0才児保育の拡充に関して

実際の保育人材の確保の為には、結婚や出産を機に保育士を辞めてしまった休眠保育士あるいは潜在保育士に保育の現場に戻っていただけるような、魅力ある環境整備が必須です。

また保育という重要な仕事を選ばれた方がそれを継続できる環境整備が必須です。それは当然給与面だけでは不十分であります。

子供たちのための行事が数多ある保育施設という職場では必然的にサービス残業や場合により自宅に仕事を持ち帰って行事のための衣装や道具を作る、等という状況がしばしばみられます。

こういった状況を改善し、ゆとりのある環境で保育という崇高な仕事に邁進していただく為の施策に関して、大臣の具体的な答弁を求めました。

 

大臣からは、保育士さんの環境改善は重要であり、今後も多くの意見を聞きながら改善していきたいと、はっきりと答弁いただきました。

 

2.骨髄移植に関して

『移植に用いる造血幹細胞の適切な提供に関する法律』が議員立法で制定され、平成24年9月12日に公布、平成26年1月1日に施行されたことは、血液疾患に苦しむ患者がより良い造血幹細胞移植を受けるために大変な福音であったと思います。また平成26年度、27年度と連続で収支が赤字となっている骨髄バンクに対し、超党派議連「骨髄バンク・臍帯血バンク議員連盟」のご尽力で補助金が6000万円増額になったことや旧態依然たる骨髄バンクのコーディネート支援システムを臍帯血バンクシステム並みに強化していく方向性には期待しています。しかし現実はそう簡単ではありません。実際にドナー適合者が見つかっても、ドナーとなりえなかった場合の患者の悲嘆はいかばかりでしょうか?

私の地元名古屋の市議会議員、日比健太郎氏は、ドナー登録者の中にドナー適合者が見つかりながらも、ドナーとなりえず、平成28年11月3日午後11時8分、35年の生涯を閉じました。

こういった悲劇を繰り返さないためにも、ドナー登録者がドナーになりやすい環境づくりが重要です。ドナー登録者の仕事や経済的な負担、移植に対する恐怖、そして麻酔や医療行為のリスクなどを軽減する必要があるでしょう。その点に関する大臣の答弁と求めました。

 

(備考)本日11月24日(金)15:00~16:00開催された骨髄・さい帯血バンク議員連盟総会にて吉田代議士が副会長に就任となりました。

 

3.医療機器規制、どこまでが医療機器なのか?に関して

私の地元愛知県のDENSO社が2015年4月から、手術支援ロボットiArmSを発売したのをご存知でしょうか?

同社のHPからの抜粋ですが、~手術時に医師の腕を支え、生理的なふるえや疲れを軽減~とされています。

その機序は医師が腕を動かしたい位置にロボットアームが自由に追従し、かつ手術時にはしっかりと、いいですか?しっかりと、ですよ、固定され医師の腕を支え、術者の直感的な操作を可能にするため、内蔵されたセンサーが「腕をおく」「腕を静止する」「腕を浮かせる」という動作を感知「Hold:術中の腕の固定」「Free:腕の移動」「Wait:周辺機器操作時の待機」の3つの動作をスイッチレス(自動)で切り替えるものです。

また医療現場で求められる高い安全性と軽やかな操作性を実現するため、動作はモーターを使わず、重力バランスと腕の動きによって行われます。

医療現場の顕微鏡や内視鏡の普及によって長時間かつ繊細な手術が増えている現状に甚だマッチし、日本らしい技術であると誇りを覚えます。

上記のように安全であり、また直接患者に触れるものではありませんので、当然医療機器ではないと考えます。

これが医療機器であるというのであれば、顕微鏡手術に使用する椅子すらも医療機器となると思われます。

その点に関する大臣の答弁を求めました。

 

4.医療消耗品のデイスポ化の流れに関して

我国では感染のリスクから、多くの医療材料の添付文書に単回使用廃棄、つまりディスポ-ザブルと記載されていますが、意外と思われるかもしれませんが、米国ではSUDを消毒、性能の確認、再滅菌、パッケージングして販売することが、法律により許されています。

資源の有効利用及び医療費の削減に寄与すると考えます。我が国でも7月より本件に関する新制度が出来たと仄聞しております。

その点に関する大臣の答弁を求めました。

 

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